鍼灸治療で使う「毫鍼」とは?太さ・長さと当院のこだわり
鍼灸治療で使われる鍼の中で、最も一般的なのが「毫鍼(ごうしん)」です。
テレビやイラストで見かける細くて長い鍼の多くは、この毫鍼にあたります。一見するとどれも同じに見えますが、実は毫鍼には太さや長さにいくつもの種類があり、症状や体質に合わせて使い分けられています。
毫鍼の太さは「〇番」といった規格で表され、数字が大きくなるほど太くなります。太い鍼は刺激が強そうな印象を持たれがちですが、必ずしも「太い=痛い」わけではありません。大切なのは、身体の状態に合った太さを選び、無理のない刺激で施術することです。
また、毫鍼には長さの違いもあります。短い鍼は首や手足など皮膚が薄い部位に、長い鍼はお尻や太ももなど筋肉の厚い部位に適しています。長い鍼だからといって深く刺すわけではなく、必要な深さに、必要な長さの鍼を使うことで、安全かつ効果的な治療が可能になります。
上福岡鍼灸整骨院では、「寸六(約50mm)・3番」の毫鍼を中心に使用しています。この鍼は、太さと長さのバランスが非常によく、肩こりや腰痛など多くの症状に対応できる万能タイプです。刺激が強すぎず、それでいて筋肉の深部にも適切にアプローチできるため、初めて鍼治療を受ける方から慢性的な症状をお持ちの方まで、幅広く対応できます。
鍼灸というと中国のイメージを持つ方も多いかもしれません。実際、中国では太く長い鍼を使い、ズーンとした強い「響き」を重視する治療が主流です。一方、日本の鍼灸では、できるだけ刺激を抑え、繊細な感覚で身体の変化を引き出すことを大切にしています。当院で使用している毫鍼も、日本式の考え方に基づいた、やさしい鍼治療のためのものです。
毫鍼は「痛みを我慢する道具」ではありません。太さや長さを適切に選び、身体に負担をかけずに整えていくための道具です。「鍼は怖い」「痛そう」というイメージをお持ちの方こそ、ぜひ一度、やさしい毫鍼治療を体験してみてください。