皮膚は刺さりにくい
子供の頃走っていて転んで膝の皮を剥いたことがあります。
擦り剥きではなくて皮膚がまるごと3センチくらい剥けました。
小学校5年生の頃だったと思います。
自分で皮膚をめくって観察したことを思い出します。
皮膚は結構厚くしっかりしていました。
身体を覆っている丈夫な皮膚は外界から身体を守り
それでいてしなやかで身体を動かす邪魔をしない
優れた臓器です。
鍼を刺すときはその皮膚を貫くわけですが上手く刺さないと
鍼が皮膚を貫けません。
力が入っていると太い鍼でも入っていきません。
通常鍼治療に使う鍼は細くて柔らかく皮膚を貫くには技術がいります。
しかも痛くなく刺さなくてはなりません。
技術は研鑽と経験によって培われます。
その技術を施術に生かして毎日患者さんと向かい合っています。