身体が治ろうとする力と、治したいという気持ちの関係

私たちの身体には、本来“自分で治ろうとする力”が備わっています。傷が自然にふさがったり、風邪をひいても数日で回復したりするのは、この力が働いているからです。鍼灸や整骨の施術は、この力を高めたり、働きやすくしたりするお手伝いです。

ところが、治る過程にはもうひとつ大事な要素があります。それが 「治したい」というご本人の気持ち です。実は、この気持ちがあるかどうかで、身体の回復スピードや治り方が大きく変わってきます。

たとえば同じ腰痛でも、「早く良くなってまた仕事に集中したい」「もう一度趣味を楽しみたい」という前向きな思いがある方は、施術に対する身体の反応が良くなりやすいんです。気持ちが前に向くと、呼吸が深くなり、筋肉の緊張がほどけ、自律神経のバランスも整っていきます。すると、血流が改善し、痛みやこわばりの改善が進みやすくなります。

逆に「どうせ治らない」「ずっとこのままかも…」という不安や諦めの気持ちが強いと、身体が緊張し続けてしまい、治る力が働きにくくなってしまいます。

もちろん、患者さんに前向きになれと言うだけでは不十分です。
だからこそ私たちは、

• 痛みや不安に寄り添う
• 状態を分かりやすく説明する
• 一緒に“良くなる道筋”を描く

こうしたサポートを大切にしています。

治したいという気持ち と、
身体が本来持つ治る力
この2つが合わさることで、回復はよりスムーズに、そして確かなものになります。

あなたの身体には、まだまだ大きな可能性があります。
当院では、その力を最大限に引き出すお手伝いを全力でさせていただきます。