患者さんは変われるか
患者さんを治療していく上で生活上の注意点をお話ししたりすることも多々あります。
でも注意点を守ってくださる患者さんは少ないです。
長年の生活で身についた習慣はなかなか変えられないですよね。
もしくは周りの環境が無理をしてそれをさせてしまうこともあります。
以前野球の投手をしていて肘を痛めて来院した高校生がいました。
治療と共に患部の安静のためしばらく先生と相談して投げ内容にしてほしいとお話ししました。
でも休むとレギュラーから外されるのが嫌で先生にも相談せず痛いのを我慢して投げ続けていたんです。
当然症状はさらに悪化し結果その学生はボールを投げることができなくなり野球をやめざる終えませんでした。
残念ですが元々運動能力の高かった彼は陸上部に移り結果を残しています。
治るまで我慢してくださいねとお話ししても我慢できずにやってしまうんですね。
結果いつまで経っても治らない、場合によっては悪化するなんて事もあります。
治るまでのちょっとの我慢です。
みなさん身体を治すには治療と共に養生も大事です。
プロの選手ほど身体を大切にしちょっとした違和感で身体を労ります。
このぐらいの痛みと思わないでしっかりと身体を休め治療に専念してください。
